なぜ土地申し込み時にローンの仮審査?
担当営業Sさんに、土地を申し込む前に、銀行ローンの仮審査を通したほうが良いと言われました。
理由を聞くと、なるほどなと納得しました。
ローン特約
土地売買契約には、ローン特約がつきます。
金融機関のローン審査に通らなかったら、契約を完全白紙にできるというものです。手付金も全額戻ってきます。
土地の申し込みとは
土地の申し込み自体は、この価格で買いたいという意思を伝えるものであり、売主は受ける義務はありません。
仮に、ローン仮審査に通っていない人の申し込みを受諾し、契約締結までしても、その人が審査に落ちたら、労力がパーです。
何より、その間募集を止めるわけですから、機会損失も生みます。
何が起きるか
もし仮審査無しで申し込むと、売主は他の検討している人を焚き付ける場合があります。
「申し込みがあったが、ローンの仮審査に通っていない人だ。もし審査通ってるなら、今ならそっちに譲るよ。」と。
こうすれば売主も二度手間を防げます。
申し込みの早い順に受け付ける義務はないので、裏ではこんなことが行われます。
結果的に、焦って早く動いたがゆえに、買いたい土地を逃す可能性があるのです。
本当の事は明かされません、体よく断られます。
申し込み前のローン仮審査は必須
なので、銀行ローンの仮審査は通しておきましょう。きっちり金を払える人間であることを、第三者に証明してもらうのです。
実際には他の金融機関を使っても、何の問題もありません。審査と契約は別です
フラット35等を検討している場合でも、銀行ローンの審査が一番厳しいので、通っていればまず間違い無いと判断されます。
不動産業界では常識のようなので、担当営業さんに仮審査出したいと言えば、提携の銀行でうまい具合にやってくれると思います。
住民票の謄本(家族全員のもの)と印鑑、運転免許証は用意しておきましょう。
どれくらいで審査結果が来るか
私は担当営業さん経由でみずほ銀行に仮審査申し込みをしましたが、2営業日で通過の連絡がありました。
現金があればさらにひっくり返せるらしい
これはこぼれ話ですが、仮審査通った人が申し込みを受諾されても、現金一括で買いたい人が今すぐ払うと言ったら、ひっくり返る可能性があります。
そりゃそうですよね、契約締結日までにやっぱりやめますと言われたら、売主も丸損です。
「今すぐ現金で」にかなうものはありません(笑)
綺麗事などありません、受け入れましょう、大人の世界を(笑)
自分はどうだったか
仮審査が通っている状態で申し込み、幸いにも無事受諾されました。
契約日までの間にも、お金持ちは現れませんでした(笑)
契約後、設計士Nさんが「無事決まってよかったですね。」と仰った"無事"の意味が分かりました。